プロフィール
私の専門は人類学で、主に東南アジア島嶼地域であるインドネシアと東ティモールを主なフィールドとしています。以前、NGO職員として東ティモールに長期滞在した縁から、東ティモールの山地社会やインドネシアとの国境周辺の村落でのフィールドワークを続けるとともに、NGOの国際協力活動についても関心を持ち続けています。
大学院では、演習科目を通じて、東ティモールやインドネシアをフィールドとする学生のほか、国際協力や開発援助、人権、難民問題などをテーマとする学生の調査研究指導もおこなっています。また講義科目「国際協力開発研究」では、国際協力、人権、難民、環境問題などグローバル・イシューに対し人類学や地域研究はどのような貢献が可能か紹介します。
私自身、かつて地域研究専攻博士後期課程の2期生として在籍していました。上智の地域研究専攻はとても自由な雰囲気で、自分自身の研究に集中できる環境が整っています。また博士前期課程1年次に「地域研究方法論」「地域研究調査法」「生態人類学」などの必修講義科目を通じて、地域研究の手法や調査法などの基礎を学ぶことができます。
地域研究というと、ある特定の専門地域だけみていれば良いという誤解がありますが、そうではありません。ある特定地域への深い洞察を通じて、地球規模の諸問題に関する議論へとつなげる必要があります。その意味で、国際協力や平和構築、環境問題などのグローバル・イシューを取り組むための最適な研究手法と私は考えています。