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院生のフィールドレポート

チュニジア / チュニス

報告者:

報告者:齋藤秋生子(サイトウ アキコ)
グローバル・スタディーズ研究科 地域研究専攻 博士前期課程
調査期間:2014年12月19日~2015年1月6日

 2014年12月19日から2015年1月6日の19日間、私はチュニジアの首都チュニスでフィールドワークをしてきました。調査の目的は、カッザーフィー体制期(1969-2011)のリビアにおける部族の役割を分析し、その政治的行動に関して、彼らが中央政府の政策にどのような影響を与えたかを明らかにすることです。しかし、2011年の内戦終結後、リビアは情勢が極めて悪化し、日本の外務省から全土に退避勧告が出ています(2015年2月現在)。そのため、今回はリビアの首都トリポリと距離が近く、外交上リビアと関わりの深いチュニジアにおいて資料調査とインタビューを行いました。
 しかし、当初の計画通りには事が運びませんでした。調査期間中に国立図書館の利用者登録システムが故障したとかで、本来開館日であるはずの3日間、利用者が入館できない状態に。また、フィールドワークサポートの規定で1月までに調査を完了させなければならなかったことから、当然調査期間は年末年始を含んでしまい、当初訪問を予定していた研究者やチュニジア在住リビア人の長期休暇および海外旅行と重複してしまったというアクシデントも。
 語学(アラビア語、フランス語)も不完全な状態での調査で、当初はカルチャーショックを受けることもしばしばでした。戸惑うことも多い滞在ではありましたが、インタビューさせていただいた、リビア出身で赤新月社北アフリカ事務所のT先生をはじめ、多くの人に助けられ、実りの多い調査になりました。もちろん、日程調整の都合で予定していたほどははかどりませんでしたが、限られた日程の中で代替計画を立て、現地でつくった人脈を生かし、そしておそらく今後も生かすことができるようになったことは貴重な経験となりました。