Q1 現在のお仕事について教えてください。
一般社団法人Social Compassでデザインや映像制作、アーティスト支援、イベントプロデュース等の仕事をしています。2013-2020年までカンボジアを拠点に活動していましたが、現在は日本を拠点にカンボジアやラオス、ミャンマー、南アフリカなどのNGOや民間企業、政府機関等と連携しながら、環境問題や保健教育、医療、地方の活性化など、アート・デザインを通じて様々な社会課題に取り組んでいます。2020年からは昭和女子大学環境デザイン学科の非常勤講師として、課題解決のためのデザインを教えています。
Q2 大学院時代の研究テーマについて教えてください。
大学院時代は、カンボジアの初等社会科教育におけるナショナル・アイデンティティ形成について研究していました。とくに、社会科の国定教科書において、カンボジア人として身につけるべき意識や考え方がどのように記述され、それが実際の教育現場でどのように教授されているのかを調査していました。カンボジアの社会科教育は日本と異なり、道徳、公民、歴史、芸術といった多岐に渡る内容が含まれており、他国との比較という面でも学びの多い2年間でした。
Q3 大学院で得られたこと、いまの仕事に活かされていることなどあれば教えてください。
大学院修了後は平和中島財団の奨学生(プノンペン王立大学客員研究員)を経て現在の職に就きました。様々な国の方と一緒に仕事をするなかで、異文化を理解する姿勢と、コミュニケーション能力はとても大切だと感じています。また、大学院の時に出会った先生方や友人とは今でも一緒に仕事をしたり、相談できる相手として、とても貴重な存在になっています。
(2023年7月掲載)