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修了後の進路

金 信遇 KIM SHINWOO(キム シンウ)さん
ジェトロ・アジア経済研究所
アソシエイト研究マネジメントオフィサー

2016年3月 博士前期課程修了

2022年9月 博士後期課程単位取得満期退学

Q1 現在のお仕事について教えてください。

 アジア経済研究所で研究マネジメント業務を担当しています。入所後、最初の4年間は科研費の獲得支援と採択後の管理業務を担当し、競争的資金の獲得・運用の全体の流れを学ぶことができました。現在の中心業務は研究所広報と研究成果の発信です。学術界に向けての発信だけでなく、中高生を含む若い世代やメディア、市民社会など、幅広い層にアジ研の研究成果を届けられるように日々工夫しています。

Q2 大学院時代の研究テーマについて教えてください。

 大学院時代は、現代チュニジアの社会経済に関心を持ち、特に国内の地域間格差について研究していました。博士前期課程では、教育の地域間格差に関する修士論文を執筆し、博士後期課程では、フランス保護領期(1881年~1956年)の統計資料や現代のセンサスを使って、過去100年間の地域別人口分布と人口移動、その他の社会経済データからチュニジア社会の変容について研究しました。
 大学院を満期退学したいまも博士論文の執筆を進めており、「地域」と「格差」の観点から現代チュニジア社会を説明することを目指しています。
Research Map

Q3 大学院で得られたこと、いまの仕事に活かされていることなどあれば教えてください。

 地域研究専攻では、研究地域に関する深い知識や地域研究の方法論、フィールドワークの手法に関する授業だけでなく、学外の人を交えた研究会合への参加、シンポジウムの企画・運営、助成金獲得に関する勉強会など、一人前の研究者になるための様々なトレーニングが行われます。学外の研究機関での仕事を始めてから、どこででも通用する訓練を受けたことを日々実感しています。
 もうひとつの大きな収穫は「ひと」です。ゼミ発表がうまくいかず落ち込んでいたときに相談に乗ってくれた同期、研究計画に何度も赤ペンをいれてくださった先輩方とは今もつながりがあり、勉強会を開催したり、お互いの仕事に協力したりしています。自身の研究地域だけでなく、アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカといった多様な地域のことを研究する同期、先輩との交流は、私の研究と人生の幅を広げてくれています。

(2023年5月掲載)