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修了後の進路

若松 大樹(ワカマツ ヒロキ)さん
トルコ共和国国立メルスィン大学 教員

2003年3月 前期課程修了

2011年9月 博士号(地域研究)取得

Q1 現在のお仕事について教えてください。

 トルコの地中海岸の町にある国立大学で教員をしています。
 2011年に博士課程を修了した後、トルコのさまざまな大学で教員として勤務した後、2019年に現在の職場に着任しました。イスラーム学部基礎イスラーム学科の学科長を務めています。普段は大学で研究・教育活動を行うとともに、人事案件や学事などの学務をこなしています。

Q2 大学院時代の研究テーマについて教えてください。

 主にトルコに居住するアレヴィーと呼ばれる宗教的少数派のアイデンティティ問題について、文化人類学的視点から研究していました。ある時はムスリム、ある時は非ムスリム、またある時はトルコの民俗宗教など、周辺の政治的・経済的・社会的状況に応じてさまざまに自己規定を変化させる彼らは、オスマン朝時代から今日まで差別の対象となってきました。
 博士前期課程では彼らが運営する文化協会が出版する出版物を調査し、博士課程では東部アナトリア地域でクルド系のアレヴィーの村落にて長期のフィールド調査を行いました。

Q3 大学院で得られたこと、いまの仕事に活かされていることなどあれば教えてください。

 大学院時代には、さまざまな分野・地域を研究する先生方や同期、先輩、後輩と気軽に交流する機会があったことから、コミュニケーションする力が得られたという点は大きいと思っています。
 また上智大学は他大学と比べても国際性が豊かで、教員も学生もさまざまな国の出身者が多かったため、異文化を肌で感じながら違和感なく学生生活を送れたことによって、海外で生活し、そしてしっかりと適応するための能力を養うことができた点は、いまの仕事に大きく役立っているのではないかと感じています。

(2023年5月掲載)