プロフィール
スペイン近世史、とくに国制史・都市史、近世における歴史叙述など J・H・エリオットの「複合君主政」論をはじめとして、近年のヨーロッパ近世史学における複合的・可塑的な君主政体についての議論を出発点として、主に16世紀後半のスペイン君主国(Monarquía Hispánica)における国制のあり方や、王権や地域権力が発信する政体認識・歴史認識などを研究しています。
スペイン君主国を構成した諸王国(Reinos)のなかでも、王権の基盤であったカスティーリャ王国と、小国ながらユニークな政体を有していたアラゴン王国(Reino de Aragón)を対象とし、近世の複合君主政を形づくっていた王権と諸権力による秩序の動態的なあり方を解明することをめざしています。