Q1 現在のお仕事について教えてください。
2018年4月から盛岡大学文学部社会文化学科で教員をしています。社会文化学科には社会学、フランス、ドイツ文化、政治学、現代思想、歴史学、考古学など様々な分野を専門とする教員がいますが、そこで文化人類学を担当しています。
Q2 大学院時代の研究テーマについて教えてください。
博士前期課程在籍時はスーダン共和国の首都ハルツームに住む南スーダン(当時のスーダン南部)人の言語変化について、フィールドワークをもとに明らかにしようとしました。
また後期課程に入ってからは南スーダン共和国の独立を契機に多くの人が南スーダンに向かったため、主なフィールドを南スーダンに移し、ハルツームから南スーダンに「帰った」人々の生活再建の過程を見るとともに、内戦をはじめとしたさまざまな理由により移住を繰り返す人々と彼らが信仰するキリスト教との関係について研究しました。
Q3 大学院で得られたこと、いまの仕事に活かされていることなどあれば教えてください。
博士前期、後期課程を通じ、様々なことを学びました。特にフィールドにいかに向き合うのか、その姿勢を教わったと思います。
また上智の地域研究専攻には中東、アフリカ、東南アジア、ラテンアメリカといった様々な地域、そして様々な学問分野を専門とする先生方と学生が集まっています。そうした環境の中で勉強できたことで、自分が専門とする地域や学問分野に限らず、様々な視点のありようを知ることができました。
現在の勤務先である盛岡大学の社会文化学科もまた、様々な分野を専門とする教員が集まっています。地域研究専攻で学んだからこそマルチディシプリンな職場にすんなりなじめたと思います。
(2023年5月掲載)