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修了後の進路

辰巳 頼子(タツミ ヨリコ)さん
清泉女子大学 教員

2000年3月 博士前期課程修了
2010年3月 博士号(地域研究)取得

Q1 現在のお仕事について教えてください。

 清泉女子大学文学部地球市民学科で教員をしています。子どもが小さくて海外での調査になかなか行けていませんが、フィリピンの南部のムスリム地域で、若い世代の人たちに話を聞きながら、イスラームの信仰についての調査をしてきました。東日本大震災以降は福島県からの避難者の調査も東京で行っています。

Q2 大学院時代の研究テーマについて教えてください。

 フィリピン南部のふつうの高校生や大学生にとって、イスラームを学ぶとはどういうことなのか、なかでも、イスラーム学を極めようと考えてアラブ地域に留学する学生たちは、どういう人生設計を描いているのか、に興味を持ち、彼らの留学先に居候して留学生活を共有することもしました。フィリピン南部の一部は治安が悪いと言われる地域でしたので、現地に貼りついての長期調査は難しかったのですが、マニラやエジプト(フィリピンムスリムの留学先)で、いろいろな人に助けられながら調査しました。

Q3 地域研究専攻の魅力、上智の地域研究だから得られた知識、経験などあれば教えてください。

 東南アジア研究、中東研究の両方の授業をとり、先生方や友人に多くを教えられました。直接私のフィールドとは関係のないラテンアメリカ地域の授業にも参加し、地域を超えて存在する問題にも目を向けることができました。

 中にいたころはよくわからなかったのですが、まわりからは上智は自由だね—明るいねーとよく言われました。たしかになにかを窮屈に思うことなく、のびのびと自分のしたいことに没頭できたことは本当に貴重でした。あたたかくアットホームな雰囲気を先生方がつくりだしておられるのではないでしょうか。

 大学院生になると、研究会や勉強会が学外でも多くあります。自由な場に身を置くことで、学外にもネットワークができていったと思います。