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教員紹介

グローバル・スタディーズ研究科

戸田 美佳子
戸田 美佳子 准教授

トダ ミカコ

  • 担当科目
    アフリカ社会文化研究1・2 *特別研修期間につき2025年度秋学期及び2026年度春学期は不在
  • プロフィール
     私は2006年からアフリカ中部のカメルーン共和国やコンゴ共和国、コンゴ民主共和国をフィールドに、直接観察を重要視してきた生態人類学の立場から、障害者に関する地域研究をおこなっています。障害者は、従来「社会的困窮者」として救済や援助の対象と考えられる傾向にありましたが、さまざまな他者の手助けを必要とする障害者だからこそ、彼らは周囲とより密接な関係を必要としており、また高度な「社会性」を駆使していると考えます。そのような障害者の生活の実態を把握することをとおして、アフリカの重層的な社会を紐解いていくことを目指しています。

     また近年、生物多様性の保全という考え方が地球全体に広まるにつれて、自然保護区が増加しています。特に90年代以降、アフリカ大陸における国立公園の新規設置数は他大陸と比べても多く、各国の政府は保護区内に居住していた地域住民を区外へ移住させる政策をとっており、それに反対する住民と政府とが衝突する機会がアフリカの諸地域で増えてきました。アフリカ熱帯雨林における現地調査でこうした状況と対峙するなかで、熱帯雨林を取り巻く問題について、そこに暮らす人々の視点から解決したいと考えるようになりました。そこで、2011年より、JSTとJICAによる地球規模課題対応国際科学技術協力プログラムに参加し、カメルーン熱帯雨林において地域住民と森林資源マネジメントの協創を目指すための実践的な取り組みを実施しています。
  • 主な出版物
    ・戸田美佳子. 2015.『越境する障害者―アフリカ熱帯林に暮らす障害者の民族誌』明石書店.
    ・Hamada, A. & Toda, M. (eds.) 2017 How Do Biomedicines Shape People’s Lives, Socialities and Landscapes? (Senri Ethnological Reports 143), Osaka: National Museum of Ethnology
    ・Toda, Mikako & Yasuoka, Hirokazu 2020. Unreflective promotion of the non-timber forest product trade undermines the quality of life of the Baka: implications of the Irvingia gabonensis kernel trade in southeast Cameroon. African Study Monographs, Suppl. 60: 85–98. DOI: 10.14989/250129

    ※その他の成果物についてはResearch Mapをご覧ください。