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教員紹介

グローバル・スタディーズ研究科

澤江 史子
澤江 史子 教授

サワエ フミコ

  • 担当科目
    中東政治社会研究1・2
  • プロフィール
     1990年代後半にトルコに留学して以来、現代トルコの国家と宗教の関係、イスラム復興運動に 注目しながら、ムスリム社会の民主化の問題について考えてきました。イスラム復興というと一般には、 過激な運動が注目される傾向にありますが、トルコは西洋の方を向きながら「自分らしさ」と現代的 発展の調和を模索する潮流が圧倒的に主流です。この点で、トルコは、法や政治状況がより宗教的な 他のムスリム諸国に対して例外的かもしれませんが、現代的な社会における中庸なムスリム政治社会が どのようなものであるのかを理解するうえで、興味深いモデルを提示していると考えています。 私たちの常識では、イスラム的な政治運動が民主主義にとって妨げであると考えがちですが、 イスラム的な論理で多様な民族や宗教の共存を模索する動きもあれば、世俗的な考えの人たちが 宗教や民族の観点で排他的な場合もあります。多様な宗教的志向や民族的アイデンティティ、 歴史観をもつ人たちが、どのようなプロセスで、どのような共存の政治文化・国家のあり方を模索して いるのか、その過程で人々のイスラムの理解はどのような役割をはたし、あるいはどのように変化して いくのかという問題に現在は特に関心をもっています。
  • 主な出版物
    ・澤江史子『現代トルコの民主政治とイスラーム』ナカニシヤ出版 2005年
    ・澤江史子「トルコにおけるイスラーム的女性公共圏―首都女性プラットフォームを中心的事例として」『アジア経済』第52巻第4号 2011年 9-35頁
    ・澤江史子「クルド問題をめぐるトルコ外交−紛争制御から包括的予防へ」吉川元・中村覚編『中東の予防外交』信山社 2012年 241-259頁
    ・澤江史子「トルコとインドの国民統合と世俗主義」唐亮編『ユーラシア地域大国の統治モデル』ミネルヴァ書房 2013年 239-259頁

    ※その他の成果物についてはResearch Mapをご覧ください。