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教員紹介

グローバル・スタディーズ研究科

岩﨑 えり奈
岩﨑 えり奈 教授

イワサキ エリナ

  • 担当科目
    中東社会開発研究1・2
  • プロフィール
     私の専門は中東北アフリカ地域、なかでも北アフリカのマグレブ(チュニジア・アルジェリア・モロッコ)とエジプトをフィールドとした社会経済の研究です。中東北アフリカ地域というと、政治情勢ばかりが注目される傾向にあります。しかし、そこは社会経済研究の対象としても興味深い空間です。中東北アフリカ地域はアラブ・イスラーム世界とも言い換えられますが、ヨーロッパ・アフリカ・アジア世界との交流の歴史のなかで、異種多種多様な人間同士、自然と人間の共存が絶えず試されてきた場だからです。近年、とくに力をいれている研究は貧困と所得分配、水をめぐる慣行といった、社会的資源の分配メカニズムに関するものです。所得は経済活動の帰結であり、水は人間にとってなくてはならない稀少な資源です。それらの資源の分かち合いのメカニズムを解明するため、特定の農村や都市の地区を事例とした調査研究をしています。また、分配に必然的にともなう不平等についても関心があります。今日のアラブ社会における支配的な不平等の形態としての地域格差、世代間格差の問題は「アラブの春」という世界史的な出来事の背景になっています。格差がなぜ生まれ、なぜ問題なのかを客観・主観の両面から探究していきたいと思っています。
    ゼミ(「中東開発研究」演習)では、少人数でマンツーマンに近いかたちで発表・ディスカッションをしています。2015年度のゼミは、自分の専門分野に関する英語またはフランス語の論文を批判的に読み、書評にまとめる訓練の場にしたいと思っています。
  • 主な出版物
    ・Rashda: The Birth and Growth of an Egyptian Oasis Village (with Hiroshi KATO), Routledge, 2016
    ・""Inequality and Poverty in the Suburbs. The Case of Metropolitan Cairo"" in The Routledge Companion to the Suburbs, Routledge, 2019
    ・Iwasaki, Negm & Elbeih (eds) Sustainable Water Solutions in the Western Desert, Egypt: Dakhla Oasis, Springer, 2020.
    ・『変革期のエジプト社会―マイグレーション・就業・貧困』書籍工房早山 2009年
    ・加藤博・岩崎えり奈『現代アラブ社会:アラブの春とエジプト革命』東洋経済新報社、 2013年
    ・「エジプトの「革命」ーー民衆は時代の転換に何を望んだかーー」松尾昌樹・岡野内正・吉川卓郎編著『中東の新たな秩序』ミネルヴァ書房, 2016年
    ・「エジプト・西部砂漠(リビア砂漠)からグローバル・イシュー「水」を考える」『グローバル・ヒストリーズ -「ナショナル」を越えて』上智大学出版,2018年
    ・牧久美子・岩崎えり奈編著『新世界の社会福祉 11巻 アフリカ/中東』旬報社,2020年
    ・「チュニジア南部タタウィーン地域における女性の出生行動の変化」『アジア経済』アジア経済研究所 61(1) 2020/03

    ※その他の成果物についてはResearch Mapをご覧ください。