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教員紹介

グローバル・スタディーズ研究科

田中 雅子
田中 雅子 教授

タナカ マサコ

  • 担当科目
    南アジア社会開発研究1・2
  • プロフィール
     大学では日本史を専攻し、江戸時代の庄屋が遺した和歌や手紙、日記など個人の記録の解読に熱中しました。身分制や地理的空間の隔たりを越えた民衆の交流を卒業論文にまとめました。以来、性別や階層による差別や排除、それに挑戦し乗り越える人びとの運動に関心をもっています。私が12年間暮らした南アジアは、その事例の宝庫です。 会社員を経て留学したイギリスの大学院での「開発とジェンダー」に関する学びは、家庭や職場で抱えていた葛藤から私を解放し、現場で役立つ調査や実践のスキルを授けてくれました。 1993年から2009年まではNGOやJICA、赤十字などを通じて、南アジアと西アフリカで援助の実務者として働くかたわら社会運動にも関わり、当事者を中心に据えた運動の力強さと多様な支援のあり方を学びました。2010年からは、日本をフィールドに、ネパールからの移民と関わりながら、社会福祉士としても活動しています。また、緊急人道支援や開発援助がより効果を発揮するよう政策提言にも関与しています。
    ヒト、モノ、カネのいずれをとっても一つの地域で完結するものはない現代社会の課題に取り組むには、実務者と研究者という二分法や専門領域、専門地域を越えた協働が不可欠です。みなさんには、研究と実践を行き来することの楽しさと難しさ、世界でも人口規模の大きい南アジアに視点を置いて見える世界の意外性を伝えたいと思います。
  • 主な出版物
    ・田中雅子「ジェンダー平等、女性と女の子のエンパワーメント―SDGs5」、高柳彰夫・大橋正明編『SDGsを学ぶ―国際開発・国際協力入門』法律文化社、2018年
    ・田中雅子『ネパールの人身売買サバイバーの当事者団体から学ぶ-家族、社会からの排除を越えて』上智大学出版/ぎょうせい、2017年
    ・TANAKA, Masako “Self-help Organisations as Interfaces for the Integration of Nepali Migrants: A Case Study in Ota and Oizumi, Gunma Prefecture, Japan”, Juliawan, Benny Hari, SJ, ed. Settling Down: The Struggles of Migrant Workers to Adapt, Yogyakarta: PENERBIT PT KANISIUS and The Jesuit conference of Asia Pacific, 2017

    ※その他の成果物についてはResearch Mapをご覧ください。